MENU

一人暮らしに極厚マットレスは置ける?玄関の幅と搬入経路を先に測ろう

※当ページは広告を含みます

引っ越したばかりの部屋。床に敷いた薄いマットレスに寝転がると、背中にフローリングの硬さがそのまま伝わってきます。

厚い一枚に買い替えたい。そう思って商品ページを開いたところで、手が止まりました。この部屋、そもそも玄関から入るのだろうか。

一人暮らしの極厚マットレスは、寝心地より先に「部屋に入るか・ひとりで動かせるか」で決まります。

順番を逆にすると、届いた日に玄関で立ち往生します。搬入できずに返送となれば、送料がかかることもあります。

目次

一人暮らしで先に決めるのは、寝心地ではありません

マットレスの記事は、たいてい硬さや反発の話から始まります。ワンルームや1Kに住んでいるなら、その前に片づけておくことがあります。

優先順位はこうなります。

  • 1. 玄関から寝る場所まで、通せる道があるか
  • 2. 置いたあと、部屋がどれだけ狭くなるか
  • 3. ひとりで持ち上げて、動かせるか
  • 4. 出ていくとき、どうやって処分するか
  • 5. そのうえで、寝心地をどう選ぶか

1から4は住まいの条件で決まります。商品ページには書いていません。自分で測るしかない部分です。

そして厚みが増すほど、この4つの難易度が上がっていきます。8cmの薄いマットレスなら丸めて小脇に抱えられますが、20cmを超えると事情が変わります。

厚みそのものの目安についてはマットレスの厚みは何cmがいい?で整理しました。ここでは住まいの側だけに絞ります。

商品を見るときに確かめたいのは、外寸と重さを数字で出しているかどうか。5層のウレタンを重ねた『雲のやすらぎプレミアム』のマットレスIIも、その一つ。構造まで公開している製品は判断がしやすくなります。

買う前に測る6つの数字

メジャーを1本用意してください。10分あれば終わりますよ。

測る場所何を測るか目安
① 玄関ドア全開にしたときに通れる幅70〜80cm前後が多い
② 玄関の先の曲がり何度曲がるか。直角かどうか直角なら要注意
③ 廊下のいちばん狭い所幅と、天井までの高さ幅78cm前後が多い
④ 階段と踊り場踊り場の対角線エレベーターなしの場合
⑤ 部屋のドア通れる幅玄関より狭いことがある
⑥ 置きたい場所縦横と、周りに残したい余白片側30cmは確保したい

この6つを控えてから、商品ページの外寸と見比べます。順に補足します。

玄関の「ドア幅」は、通れる幅ではありません

ドアそのものの寸法と、実際に荷物が通る幅は違います。ドアを全開にしても、丁番の側にドアの厚みが残るからです。

ドアストッパーや郵便受けの出っ張りも、数センチ削ってきます。カタログの数値ではなく、開けた状態で内側から内側まで測ってください。

マットレスは立てて運びます。ですので通したいのは幅97cm(シングル)ではなく、厚み側の20cm前後です。

詰まるのは幅より、曲がり角

玄関の幅で止まる人は少なく、実際に詰まるのはその先の曲がり角です。

玄関を入って、すぐ直角に廊下が伸びている間取りは珍しくありません。長さ195cmの板を、その角で回すことになります。

目安として、廊下の幅と、曲がった先の幅を足した数字が195cmを超えているか。天井が高ければ斜めに立てて回せますので、高さも一緒に測っておきます。

圧縮されて丸まった状態で届く商品なら、この心配はほぼ消えます。梱包の形は注文前に確認しておきたいところです。

階段は、踊り場で決まります

エレベーターのない2階以上に住んでいるなら、階段そのものより踊り場を見てください。直線の階段は、意外と通ります。

折り返しの踊り場が狭いと、195cmの長さが回りません。踊り場の対角線を測り、そこに余裕があるかを確かめます。

難しそうなら、玄関前まで運んでもらって、そこから先は自分で立てて運ぶ手もあります。搬入経路の相談ができる販売店かどうかも、選ぶ基準になります。

置いたあとの「残り面積」も測る

部屋に入れば終わり、ではありません。置いたあとに歩ける幅が残っているかを、先に床で確かめます。

マットレスの外寸をマスキングテープで床に貼ってみるのが、いちばん確実です。テープの外側に立ってみると、狭さの感覚がつかめます

搬入は、梱包の形で難易度が変わります

厚いマットレスの届き方は、大きく2つに分かれます。

梱包届いたときの大きさ搬入の難易度
圧縮ロール梱包直径40cm前後の筒状低い。玄関を通ることが多い
そのままの状態製品の外寸のまま高い。経路をすべて測る必要がある

一人暮らしの部屋なら、圧縮ロールで届く商品のほうが安心です。ただし圧縮には向き不向きがあり、構造によっては採用されていません。梱包の形は商品ページで確認してください。

圧縮ロールで届いたときの手順

筒のまま、置きたい部屋まで転がして運びます。開封は必ず、置きたい場所でおこないます。

ここを間違えると詰みます。開けた瞬間に膨らみ始めますので、廊下で開けてしまうと部屋に入らなくなります。

袋を切るときは、はさみを寝かせて浅く。中身まで刃を入れると、そこから切れ目が広がります。

元の厚みに戻るまでには時間がかかります。数時間で寝られる状態になるものもあれば、丸1日から3日ほど見ておく製品もあります。届いたその日に寝るつもりなら、余裕をもって注文してください。

エレベーターがない部屋に住んでいるなら

配送業者によって、階段の上げ下ろしに条件がついていることがあります。玄関前までなのか、部屋の中まで運んでくれるのか。

ここは商品ではなく配送の話ですので、注文前に販売元へ確認するのが早道です。条件や料金は変わりますので、最新は公式サイトでご確認ください。

ワンルームの床は、何割取られるのか

厚みの話をしていると忘れがちですが、床を占める面積は厚さと関係ありません。効いてくるのはサイズです。

サイズ外寸の目安6畳での占有8畳での占有
シングル幅97×長さ195cm約2割約1割5分
セミダブル幅120×長さ195cm約2割5分約2割
ダブル幅140×長さ195cm約3割約2割

6畳はおよそ9平方メートルから10平方メートル。そこにダブルを入れると、床の3割が寝る場所になります。

数字で見ると許容範囲に思えますが、部屋は長方形です。実際には残りの床が細長い通路のようになり、机やラックの置き場所がかなり限られます。

ひとりで寝るなら、シングルかセミダブルで止めておくほうが部屋は使えます。広さを求めて大きいサイズにすると、生活のほうが窮屈になります。

床に直接置くか、フレームを買うか

一人暮らしでは、床に直接置く方を選ぶ人が多くなります。フレーム代がかからず、退去のときも身軽だからです。

厚みが20cm前後あれば、床に置いても座面の高さはそれなりに出ます。ベッドとして見たときに低すぎることはありません。

そのかわり、湿気の逃げ場がなくなります。ここが床置きのいちばん大きな弱点です。

フレームを入れるかどうかの判断は極厚マットレスにベッドフレームは必要?に詳しくまとめました。ワンルームなら、脚付きより低いすのこ台のほうが圧迫感が出にくくなります。

湿気とカビ|ワンルームは条件が厳しい

寝ているあいだに、人はコップ1杯ほどの汗をかきます。その水分はマットレスを通って下へ抜け、床との境目にたまります。

ワンルームは条件が重なります。部屋数が少ないぶん換気の回数が減り、洗濯物を室内に干せば湿度も上がる。日中の在宅時間が短ければ、窓を開ける機会も限られます。

そのまま置きっぱなしにすると、裏面と床の両方に黒い点が出ることがあります。ウレタンは洗えませんので、出てからでは手の打ちようがありません。

週に一度、立てかけられるかどうか

床に直接置く極厚は、週に一度立てかけられるかどうかで、使える年数が変わります。

壁に立てかけて、裏面と床を乾かす。5分で済む作業ですが、20kg近いものを毎週動かすと考えると、続くかどうかは人によります。

やり方は極厚マットレスは収納できる?でまとめました。立てたときに倒れてこない壁があるか、それも部屋を測るときに見ておきたい点です。

除湿シートとすのこの使い分け

毎週の立てかけが続きそうにないなら、下に何か挟む方法があります。

方法できること弱点
除湿シート水分を吸って色で知らせる定期的に干す手間は残る
すのこマット床との間に空気の層をつくる厚みが増し、段差が出る
折りたためるすのこマットレスを載せたまま山型に立てられる製品もある極厚では重くて扱いにくい

手間の少なさで選ぶなら、すのこ台の上に置いてしまうのが確実です。空気が下を通るぶん、立てかける回数を減らせます。

ひとりで動かせるかどうか

家族と住んでいれば、動かすときに手を借りられます。一人暮らしでは、すべて自分の腕でおこないます。

厚みのあるウレタンマットレスは、シングルでも15kgを超えるものが珍しくありません。重さは製品によって差がありますので、外寸と一緒に必ず確認してください。

持ち上げようとすると、真ん中が折れて手から逃げます。厚い一枚は硬くて曲がらないぶん、抱えると重心が定まりません。

持ち上げるのではなく、短い辺を持って立てる。立ててから、床を軸にして回す。この2段階なら、体重をかけずに向きを変えられます。

引きずるのは避けてください。フローリングに擦り傷が残ると、退去のときの原状回復で指摘されることがあります。

置いたあとに効いてくる、模様替えと来客

まず、模様替えの話から。一人暮らしの部屋は、家具の配置を変えたくなるものです。季節で日差しの向きが変わりますし、机の位置ひとつで部屋の使い勝手は変わります。

薄い三つ折りマットレスなら、畳んで脇にどければ済みます。極厚では、まず立てかけて、床を掃除して、戻す。この一連が毎回ついてきます。

模様替えの回数が多い人ほど、厚みは負担になります。逆に配置を決めたら動かさない人には、ほとんど関係のない話です。

来客のときも、床は空きません。友人が来たとき、薄い敷き布団なら畳んで押し入れに入れられます。極厚は出しっぱなしが前提です。

床に直接置いているなら、そこがそのままソファのかわりになります。壁側に寄せて、背中にクッションを置けば座る場所として使えます。

ただし食べ物や飲み物を近くに置くのは避けたいところ。ウレタンは水分に弱く、こぼしても洗えません。ここは薄い布団に負けます。

退去のとき、どう処分するか

賃貸に住んでいるなら、いつか引っ越します。そのとき、この厚い一枚をどうするか。

買うときに、捨て方まで一度調べておいてください。

選択肢は3つです。

方法費用の目安手間
自治体の粗大ごみ数百円〜二千円ほど予約が要る。指定日に外まで運ぶ
不用品回収業者数千円〜部屋から運び出してくれる
新しい寝具の購入時に引き取り無料〜数千円条件が合えばいちばん楽

費用も条件も自治体や業者で変わりますので、お住まいの自治体のサイトでご確認ください。

いちばん体力を使うのは、指定日の朝に20kgを玄関の外まで運ぶ場面です。エレベーターがなければ、階段を下ろすことになります。

粗大ごみに出す前に確認すること

自治体によっては、一定の大きさを超えると受け付けてもらえません。切って小さくすれば普通ごみに出せる場合もあります。

ウレタンだけの構造なら、大きめのカッターで切り分けられます。中にスプリングが入っていると、家庭では手が出ません。

買うときに中身を知っておくと、出ていくときの選択肢が増えます。この見方をしている人は、あまりいません。

一人暮らしで極厚が向く人・向かない人

向いている向いていない
寝る場所を決めたら動かさない月に何度も模様替えをする
床置きでも週に一度は立てかけられるそこまで手をかけたくない
今の部屋にあと2年以上住む予定半年後に引っ越すかもしれない
体格がしっかりめで、薄い一枚では底が気になる体格が小柄で、薄手でも支えられている
搬入経路を測って、通ることを確かめた階段の踊り場が狭くて回せない

右側にひとつでも当てはまるなら、いったん立ち止まる価値があります。特に下2つは、あとから取り返しがつきません。

厚みで得られるものは確かにあります。それでも、住まいの条件が合わなければ持ち腐れになります。

よくある失敗3つと、その回避策

一人暮らしで起きやすい順に並べます。

失敗何が起きたか回避策
廊下で開封した膨らんで部屋に入らなくなった置きたい場所まで転がしてから開ける
床に敷きっぱなしにした裏面と床に黒い点が出たすのこを挟むか、週に一度立てかける
サイズを大きくした机とラックの置き場所がなくなった床にテープを貼って残り面積を先に見る

3つとも、届く前に手を打てるものばかりです。買ったあとで直せるのは、2つ目だけになります。

商品を見るときに確かめておきたいこと

ここまでの話をふまえると、商品ページで見る場所が変わってきます。

  • 外寸(幅・長さ・厚み)が数字で書いてあるか
  • 重さが公開されているか
  • 梱包の形(圧縮ロールかどうか)
  • 中の構造。ウレタンだけか、他の素材が入っているか
  • 下面の通気に配慮した作りになっているか

硬さや反発の話は、そのあとで構いません。ここを飛ばして寝心地だけで選ぶと、届いた日に困ります。

5層のウレタンを重ねた構造で、上に向かうほど柔らかくなる設計を採っている製品もあります。通気孔を上から下まで貫かせているものなら、床置きの湿気とも付き合いやすくなります。

厚い一枚を検討しているなら、層の作りと通気の考え方を見てください。『雲のやすらぎプレミアム』の商品ページで、測った数字と照らし合わせる。それで置けるかどうかが決まります。サイズと価格は変わりますので、最新は公式サイトでご確認ください。

よくある質問

ワンルーム6畳に極厚を置くのは無理がありますか

シングルなら無理はありません。床の2割ほどで収まります。セミダブル以上にすると、机やラックの置き場所が急に減りますので、そこは実際にテープを貼って確かめてください。

床に直接置いても大丈夫ですか

置けます。ただし湿気の逃げ場がなくなりますので、すのこを挟むか、週に一度は立てかけてください。この手間を続けられるかどうかが分かれ目です。

女性ひとりでも運べますか

持ち上げるのではなく、短い辺を持って立て、床を軸に回せば向きは変えられます。階段の上げ下ろしはおすすめしません。圧縮ロールで届く商品を選ぶと、部屋までの搬入がかなり楽になります。

途中で引っ越すことになったら、どうしますか

圧縮された状態には戻りませんので、引っ越し業者に運んでもらうことになります。厚みのある大物は追加料金の対象になる場合がありますので、見積もりのときに申告してください。

厚ければ厚いほど良いのでしょうか

部屋の条件を無視すれば、そうとは限りません。厚みが増すほど重くなり、搬入も処分も難しくなります。一人暮らしなら、扱える範囲でいちばん厚いものを選ぶ、という考え方が現実的です。

まとめ

一人暮らしで極厚マットレスを選ぶときの順番を、もう一度並べます。

  • 玄関ドアの通れる幅、その先の曲がり角、階段の踊り場を測る
  • 置きたい場所に外寸のテープを貼り、残る床を目で見る
  • 梱包が圧縮ロールかどうかを確認する。開封は置きたい場所で
  • 床置きなら、すのこを挟むか週に一度立てかける
  • 買う前に、住んでいる自治体の処分方法を調べておく

ここまで済ませてから、ようやく硬さや反発の話に入ります。

部屋に入って、ひとりで動かせて、出ていくときに困らない。この3つが揃った一枚なら、あとは寝心地だけを見て選べます。

朝、起き上がって窓を開ける。背中に残っているのが床の硬さではなく、支えられていた感覚に変わる。狭い部屋でも、そこだけは変えられます。

メジャーを持って、玄関から測ってみてください。10分で、買うか見送るかの答えが出ます。

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次