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寝室の電気を消す前に「雲のやすらぎ マットレス2 硬さ」と打ち込む。出てくるのは「しっかり支えられる」という声と、「思っていたより硬い」という声。どちらも本当らしく読めて、指が止まる。そんな方に向けて書きました。
硬さは、寝具選びでいちばん個人差が出るところです。同じ一枚でも、45kgの人と95kgの人ではまったく違う沈み方をします。他人の感想で決めると、たいてい外れます。
この記事では、雲のやすらぎプレミアム マットレスII(新型・5層ウレタン)の硬さを、体重という物差しで分けて整理します。
〜50kg/50〜70kg/70〜90kg/90kg〜の4段階で、どこが噛み合い、どこがずれるのかを早見表にしました。仕様や現在の価格を先に見ておきたい方は、『雲のやすらぎプレミアム』の公式サイトで確認できます。
雲のやすらぎマットレス2は硬すぎる?先に結論から
先に答えを出します。マットレスIIは「硬い一枚」でも「柔らかい一枚」でもありません。5つのウレタン層を重ね、上の層ほど柔らかく、下の層ほど硬くなるように積み上げた設計だからです。
体重が軽いと、上の柔らかい層で止まります。ここで「硬い」と感じます。体重が重いと下の硬い層まで力が届き、「支えられている」と感じます。これが、同じ商品なのに正反対の感想が並ぶ理由です。
つまり「硬すぎるか」は、商品ではなくあなたの体重と寝姿勢の側にある問いです。
「硬すぎる」という声はどこから来ているのか
硬さの評価は、書いた人の条件がバラバラのまま並んでいます。読むときの前提が2つあります。
①旧モデルの声と新型の声が混ざっている
「雲のやすらぎ」という名前は長く使われています。検索で出てくる感想には、旧モデル(モデル3R)のものが多く混ざります。マットレスIIは低反発ウレタン層が加わった新型で、表面のあたりが変わりました。
硬さの話をしているつもりで、違う層構成の商品の話を読んでいることが起こります。「いつの、どのモデルの話か」が分かれていない情報は、判断材料としては弱いものです。
②「今まで使っていた一枚」との落差で語られている
硬さの感想は、その人の直前の寝具との比較で書かれます。低反発の柔らかいベッドから移った人は「硬い」と書き、せんべい布団を畳に敷いていた人は同じ一枚を「柔らかい」と書きます。
出発点が違えば、同じ一語でも意味が違う。だから感想の数を数えても答えは出ません。数えるべきは、体重のほうです。
マットレスの硬さは、感覚ではなく「N(ニュートン)」で決まっている
物差しの話を一度しておきます。ウレタンフォームの硬さ表示は、家庭用品品質表示法で決まっています。売る側が好きに「かため」と名乗れるわけではありません。
「かため」「ふつう」は数値の区分になっている
測り方はJIS K6400-2の6.4「A法」と決まっています。40%まで押し縮めて30秒後の力を見る方法です。その数値をニュートン(N)で示し、次の区分の言葉を付けます。
| 硬さの数値 | 表示できる用語 |
|---|---|
| 110N(11重量kg)以上 | かため |
| 75N以上110N未満 | ふつう |
| 75N未満 | やわらかめ |
この区分は消費者庁のウレタンフォームマットレスの表示ルールに定められています。
条文そのものは雑貨工業品品質表示規程で読めます。
商品ページの「かため」という一語は、感覚ではなく測定に基づく区分だということです。ウレタンの厚さ・幅・長さ、復元率の表示も同じ規程で求められています。
それでも数値だけでは決まらない理由
ただしN値は「そのウレタン単体を40%押しつぶしたときの力」で、何cmの厚みで何層に積まれているかまでは表しません。
薄い一枚の110Nは下に力が抜けて床の硬さを拾いますが、厚い一枚の中の110Nは下の層が受け止めます。数値は比較の出発点であって、答えではないのです。
マットレス2の硬さは、1つの数字では表せない
マットレスIIは5層のウレタンでできています。層ごとに役割が違い、下の層ほど硬く、上の層ほど柔らかくなるよう設計されています。
いちばん上に低反発の層があり、いちばん下は最も硬い層。その間を高反発と高弾性のウレタンがつないでいます。だから「マットレスIIは何N」と一語で答えるのは、そもそも構造に合っていません。
加えて腰まわりは3Dカットで、頭・腰・脚のブロック幅を変えて仰向け・横向きの両方に合うよう作られています。表面のキルト(縫い目)の幅も部位ごとに変え、腰は細かく、頭と脚は広く取って体圧を分散させる形です。
層ごとの役割は雲のやすらぎマットレス2の5層ウレタン構造を図解した記事にまとめています。ここからは、その構造が体重によってどう働くかに絞ります。
体重別|硬さの合う合わない早見表

ここがこの記事の芯です。体重の帯ごとに、力がどの層まで届き、どんな感触になるのかを整理しました。体重計に乗ればすぐ分かる、いちばん扱いやすい物差しです。
| 体重の目安 | 力が届く層 | 硬さの感じ方 | 相性 |
|---|---|---|---|
| 〜50kg | いちばん上の低反発層で止まりやすい | 「思ったより硬い」と感じやすい帯 | △〜◯(慣れに時間がかかることがある) |
| 50〜70kg | 上の層が沈み、中間の高反発層が受け止める | 沈みと支えが噛み合いやすい | ◎(設計の中心に近い) |
| 70〜90kg | 中間層まで沈み、下の硬い層が支える | 「柔らかい」より「支えられる」が先に来る | ◎(厚みが活きる帯) |
| 90kg〜 | 最下層まで力が届く | 硬さより「底つき感の有無」が判断軸になる | ◯〜◎(床・フレームの状態も要確認) |
厚いマットレス全般の傾向として、上の帯ほど「硬い」、下の帯ほど「柔らかすぎる」という不満が出ます。マットレスIIはその両端を層で吸収しようとした設計なので、真ん中の2帯がいちばん素直に噛み合います。
体重帯ごとに、合う合わないを詳しく見る
〜50kgの方|いちばん「硬い」と感じやすい帯
体重が軽いと、押し込む力そのものが小さくなります。上の低反発層はある程度沈んでも、その下の高反発層までは届きません。
「表面はやわらかいのに、その先で止まる」という感触になり、これを「硬い」と表現する人が多くなります。
特に横向きが多く肩幅がしっかりしている方は、肩の一点だけが沈みきらずに張った感じが出ることがあります。逆に仰向け中心なら面で受ける形になるので、不満は出にくい帯です。
届いてすぐの数日で判断せず、少なくとも1〜2週間は同じ環境で寝てから決めてください。
50〜70kgの方|設計の中心にいちばん近い帯
成人でもっとも人数が多い帯です。上の低反発層が体の凹凸に沿って沈み、その下の高反発・高弾性の層が腰を受け止める。設計の意図がそのまま働きやすい体重です。
この帯で「硬すぎる」と感じるなら、原因はマットレスより下にあることが多いものです。フローリング直置き、桟の間隔が広いすのこ、へたったフレーム。下が硬いと、その硬さを拾ってしまいます。
70〜90kgの方|厚みがいちばん活きる帯
この帯では、薄い一枚だと中間層まで沈みきって床やフレームの硬さが背中に返ってきます。いわゆる底つき感で、厚いマットレスが選ばれる理由はここにあります。
マットレスIIは下層ほど硬い積み方なので、沈むほど抵抗が増えます。腰だけが落ち込む「くの字」の姿勢になりにくいのが、この帯での持ち味です。
「硬いかどうか」より「沈んだあと、どこで止まるか」を見てください。
90kg〜の方|硬さより先に、底つきを見る帯
90kgを超えると判断の順番が変わります。硬さの好みより先に「下まで沈みきらないか」を確かめる必要があり、ここが確保できていないと好みを語る土台がありません。
あわせて下に置くものも見てください。すのこの桟の間隔が広いと、体重が重いほど桟の位置が背中に出やすくなります。フレームなら耐荷重の表示を確認しておくと安心です。
詳しくは体重が重い人向けマットレスの選び方で厚み・N値の目安まで整理しています。
体重が同じでも硬さの感じ方が変わる3つの条件

体重は最重要の物差しですが、それだけでは決まりません。同じ60kgでも感じ方を変える条件が3つあります。
- 寝姿勢の割合
仰向けは背中と腰で面として受けるので硬めでも収まりますが、横向きは肩と腰の二点に体重が集中します。横向きの割合が半分を超える方は、同じ体重でも「硬い」と感じやすくなります - 体型の凹凸
同じ体重でも、肩幅が広い方・お尻の出方が大きい方は、沈めたい深さが増えます。細身で凹凸が少ない方は逆です - マットレスの下に何があるか
フローリング直置き、畳、すのこ、ベッドフレームで返ってくる硬さが変わります。特に直置きは冷えと湿気も加わり、感触が変わりやすい置き方です
寝姿勢による選び分けは仰向け・横向きで変わるマットレスの硬さにまとめてあります。自分の割合が分からない方は、そちらから読むと順番がすっきりします。
正直に言うと、硬さの面で向かないのはこの3タイプです
良いところだけを並べても選べません。硬さという一点で見たとき、マットレスIIをおすすめしにくい方が3タイプあります。
①板のような硬さだけを求めている方
「畳に薄い敷布団」が理想で、体に沿う感触はいらないという方には合いません。マットレスIIは新型で低反発層が加わり、表面が体の形になじむ方向へ振られた一枚だからです。
②体重が軽く、かつ薄い寝具に長年慣れている方
45kg前後で、長年せんべい状の敷布団で寝てきた方です。上の層で止まる感触が「硬い」とも「浮いている」とも受け取れて、なじむまでに時間がかかります。
合わないと決まったわけではありませんが、最初の違和感がいちばん大きく出ます。
③店頭で寝比べてから決めたい方
硬さは体感の要素が大きいので、「触って決める」を譲れない条件にしている方は、通販中心の商品と相性がよくありません。売り場で寝比べられる商品を探すほうが納得できます。
噛み合いやすいのは、次のような方です。今の一枚がへたって朝にしっくりこない方。横向きが多く、肩の沈み方に不満がある方。体格がしっかりめで、底つき感が気になる方。
ほかの弱点は雲のやすらぎマットレス2のデメリットを整理した記事にまとめています。
硬さが合っていないときに出る、朝のサイン
硬さが合っているかは、朝の数十秒で確かめられます。道具はいりません。
起きた直後に表面を見てください。寝ていた形のくぼみが深く残り、しばらく戻らないなら沈み込みが大きすぎる合図です。次に仰向けで、腰と面のあいだに手のひらを差し込みます。
すっと入って隙間が大きいなら、硬すぎて腰が浮いている状態です。
もうひとつ、寝返りの打ちやすさも目安です。体をひねるのにぐっと力がいる、沈んだ位置から出にくいと感じるなら、今の体重に対して柔らかすぎます。
3つとも体と面の位置関係の話なので、どなたでも同じ手順で確かめられます。
買う前に測っておきたい4つの数字
硬さで迷ったら、感想を読む前に自分の数字をそろえてください。この4つで判断が速くなります。
- 体重(kg):早見表のどの帯にいるか。夫婦なら2人分
- 寝姿勢の割合:仰向けと横向きが何対何か。朝起きた向きを1週間メモすれば十分です
- 今の寝具の厚み(cm):ここからの差が、体感の「落差」になります
- 置く場所:床か畳かフレームか。すのこなら桟の間隔(cm)と耐荷重
4つ目を測る人はほとんどいませんが、体重が重い帯ほど差が出ます。マットレスの硬さは、下に何があるかとセットで決まるからです。
「少し硬い」「少し柔らかい」と感じたときにできること

少しのずれなら手当てができます。届いた直後の感触だけで決める前に、次を試してみてください。
硬く感じるときは、まず置き場所です。フローリング直置きは硬さを拾いやすいので、すのこやフレームに変えるだけで感触が変わることがあります。
厚手の敷きパッドを1枚足すのも、表面のあたりをやわらげる方法です。室温が低いとウレタンは硬く感じられるため、冬に届いたなら暖房の入った部屋で数日置いてから判断してください。
柔らかく感じるときは逆に、敷きパッドを薄いものに替えて支える面へ近づけます。
ただし体重の帯そのものがずれている場合、これらの工夫では埋まりません。表で「△」に当たる方は、調整でどうにかする前提で買わないことです。
旧モデルから、硬さの設計はどう変わったのか
旧モデル(モデル3R)との違いも見ておく価値があります。マットレスIIで変わったのは、低反発ウレタン層が加わった点と、腰まわりが3Dカットになった点です。
表面のあたりをやわらげつつ、下の層で支える力は残した形です。「硬いか柔らかいか」の一本の軸では測れません。「表面はなじみ、土台は硬い」という二段構えだと考えてください。
層構成が違う以上、旧モデルの硬さの感想をそのまま新型に当てはめることはできません。
変更点の全体像は、雲のやすらぎマットレス2は旧モデルと何が違うのかにまとめています。
よくある質問
Q1. 厚いマットレスは硬めと柔らかめ、どちらを選べばいいですか?
体重が軽く横向きが多い方はやや柔らかめ、体重が重い方や仰向け中心の方はやや硬めが目安です。ただし厚みのある一枚では、この二択で考える必要が薄くなります。
層ごとに硬さが変わる設計なら、表面は沿い、下は支えるという両方を1枚で受け持てるからです。迷ったら「自分の体重で、どこまで沈んで、どこで止まってほしいか」で考えてみてください。
Q2. マットレスが硬すぎると、寝ているあいだに何が起きますか?
体の出っ張った部分に体圧が集中します。仰向けなら肩甲骨とお尻、横向きなら肩と腰です。そのぶんウエストのくびれの下に隙間ができ、背骨が支えられない姿勢になります。
当たる場所を避けようと体が向きを変えるため、寝返りの回数も増えます。朝、腰の下に手のひらがすっと入るなら、硬すぎ側に振れているサインです。
Q3. 夫婦で体重差が20kg以上あるとき、硬さはどちらに合わせますか?
1枚で使うなら、原則は重いほうに合わせます。軽いほうは敷きパッドで表面のあたりを調整できますが、重いほうが沈みきる状態は足せるもので直せないからです。
体重差が大きいご夫婦は、シングル2枚を並べる形も検討の価値があります。詳しくは夫婦で使う厚いマットレスの選び方をご覧ください。
Q4. 小さな子どもと一緒に寝る場合、硬さはどう考えればいいですか?
乳幼児がいるご家庭では、大人の好みより先に確認すべきことがあります。赤ちゃんの敷き布団やマットレスは「固めのものを使用しましょう」。消費者庁はそう案内しています。
柔らかい面はうつぶせになったときに顔が埋まるおそれがあるためです。添い寝を前提にするなら、柔らかめに寄せる選び方は避けてください。
Q5. 使い始めに硬く感じたら、どれくらい様子を見ればいいですか?
1〜2週間が目安です。ウレタンは室温と体温になじむと感触が変わりますし、体のほうも前の寝具の形を覚えています。特に冬は開封直後がいちばん硬く感じられます。
ただし体重の帯が明らかにずれている場合は、待っても変わりません。
まとめ|硬さは商品ではなく、あなたの体重が決めている
雲のやすらぎマットレス2が硬すぎるかどうかは、商品側では決まりません。5層のどこまで沈むかが体重で変わり、その結果が「硬い」「支えられる」という別々の言葉になります。
50〜90kgの帯なら設計の中心に近く、〜50kgの帯はなじみに時間がかかりやすい。90kg超なら硬さより底つきを先に見る。この3行が、この記事でいちばん持ち帰ってほしいところです。
今夜できることがあります。体重計に乗り、今の寝具の厚みを測り、仰向けで腰の下に手を入れてみてください。数字と手の感触がそろえば、他人の感想に揺さぶられずに済みます。
サイズ展開と価格は変わることがあるので、購入前に『雲のやすらぎプレミアム』の公式サイトで最新の情報を確認してください。

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