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同じ雲のやすらぎなのに、名前が2つある。マットレスIIとモデル3R。どちらを買えばいいのか、公式を見ても決めきれない。そういう方に向けて書きます。
分かれ目は厚みです。マットレスIIが約18cm、モデル3Rが約23cm。この5cmが、置ける場所と扱いやすさを変えます。寝心地の好みより先に、ここで決まる場合がほとんどです。
この記事では、2つの違いを数字で並べ、どちらを選ぶべきかを条件別に整理します。
マットレスIIと3Rは、どちらを選べばいいですか?
ざっくり言えば、こう分かれます。床に敷いて畳むこともある、あるいは自分ひとりで動かす。この場合はマットレスIIです。
ベッドフレームに乗せて敷きっぱなしにする、体重が重めで沈み込みが気になる。この場合は3Rです。以下、その理由を数字で見ていきます。
雲のやすらぎには、厚みの違う世代があります

| 名前 | 厚さの目安 | 位置づけ |
|---|---|---|
| 雲のやすらぎプレミアム(旧) | 約17cm | いちばん最初の世代 |
| マットレスII | 約18cm | 中間の世代 |
| モデル3R | 約23cm | いちばん厚い |
ネットで見かける「17cm」は旧モデルの数字です。いま買えるものとは別物ですので、その前提で書かれた記事は参考になりません。
買う前に見る数字
迷っている時間の多くは、この表で終わります。
| 項目 | マットレスII | モデル3R |
|---|---|---|
| 厚さ | 約18cm | 約23cm |
| 構造 | 5層ウレタン | 5層ウレタン+3ゾーン |
| 硬さの分け方 | 層で変える | 頭185N/腰260N/足165N |
| 重さ(シングル) | 3Rより軽い | 約12.6kg |
| サイズ展開 | シングル・セミダブル・ダブル | シングル・セミダブル・ダブル |
| クイーン・キング | ありません | ありません |
| 生産 | 日本製 | 日本製 |
価格は時期で変わります。最新は公式の販売ページでご確認ください。
厚みが5cm違うと、何が変わりますか?
数字だけ見ると小さな差に思えますが、暮らしのなかでは3つの場面で効いてきます。
① 底つき感が出るかどうか
底つき感とは、沈み込んだ体が床の硬さを感じてしまう状態です。厚みがあるほど、この余裕が生まれます。体重が重い方ほど深く沈みますので、18cmでは足りず、23cmで解決する場合があります。
② ベッドの高さ
フレームの床板に厚みが足されます。床板が30cmなら、18cmで48cm、23cmで53cmです。腰かけて足の裏が床につくかどうかが目安になります。53cmは、身長が高くない方には高すぎます。
③ シーツが入るかどうか
市販のボックスシーツは、マチの深さが20cm前後から30cm前後です。18cmなら選択肢が多く、23cmだと厚型対応のものに限られます。
手持ちのシーツを使い続けたいなら、この差は無視できません。
5層の中身は、どう違うのですか?
どちらも5層のウレタンでできています。層の数は同じです。
違うのは、1枚あたりの厚みと役割の分け方です。23cmのほうが、同じ5層でも1枚1枚に余裕があります。上の層はやわらかく体を受け止め、下の層は硬く支える。
この役割分担は共通です。ただし受け止める層に厚みがあるほど、沈み込みが途中で止まりやすくなります。これが、体重の重い方で差が出る理由です。層の数ではなく、1枚あたりの余裕の話だと考えてください。
層ごとの図解はマットレス2の5層構造を図解した記事にあります。
硬さは感覚ではなく、数字で決まっています

ウレタンの硬さはN(ニュートン)という単位で表されます。
消費者庁のウレタンフォームマットレスの表示ルールを見ると、硬さを数値で示すことが定められています。その数値に応じた区分の言葉を付けることも決まっています。
売る側が感覚で「かため」と名乗れるわけではありません。条文そのものは雑貨工業品品質表示規程で読めます。硬さの読み方はマットレス2の硬さをまとめた記事で詳しく整理しています。
3Rの「3ゾーン」とは何ですか?
雲のやすらぎ3Rの3Rとは、体の場所ごとに硬さを変えた設計のことです。
| 場所 | 硬さ | 狙い |
|---|---|---|
| 頭部 | 185N(ややかため) | 頭と肩を支えます |
| 腰部 | 260N(かため) | いちばん重い部分を沈ませません |
| 足部 | 165N(やややわらかめ) | 足の重さに合わせています |
人の体は、場所によって重さが違います。腰まわりがいちばん重く、足はそれほどでもありません。一枚を同じ硬さで作ると、重い場所だけが深く沈みます。
マットレスIIは層の重ね方で硬さを作っています。3Rは、そこに場所ごとの差を足した形です。
重さの現実を先に知っておいてください
3Rはシングルで約12.6kgあります。23cmの厚みがある割には軽いほうですが、それでも米袋2つぶんです。
厚みがあるので、抱えると視界がふさがります。立てかける、めくる、干す。こうした動作はひとりだとひと苦労です。マットレスIIは18cmぶん軽く、扱いは楽になります。
ひとり暮らしで自分で手入れをするなら、この差は毎週効いてきます。セミダブル・ダブルはどちらもさらに重くなります。搬入経路に階段があるなら、届く日に手伝ってくれる人を確保しておいてください。
手入れのしやすさは、どちらが上ですか?
どちらも側生地を外して洗える仕様です。中のウレタンは洗えません。
違いが出るのは、外したあとの扱いです。18cmと23cmでは、生地を戻すときの手間が変わります。厚いほど、四隅を合わせて引き上げる作業が力仕事になります。
洗う頻度を上げたいなら、敷きパッドを1枚挟むのが現実的です。汗を先に吸ってくれるので、側生地を洗う回数そのものが減ります。
お手入れの基本は極厚マットレスの収納と扱い方の記事にまとめています。
搬入と開封で気をつけること
圧縮して届く場合が多く、箱は思ったより小さく見えます。ただし開けた瞬間にふくらみますので、元には戻せません。
確かめておきたいのは、玄関のドア幅、廊下の曲がり角、階段の踊り場です。とくに古い集合住宅では、階段の折り返しで引っかかることがあります。開けるのは、置く部屋まで運んでからにしてください。
廊下で開けてしまうと、そこから先へ運べなくなります。ふくらみきるまでには時間がかかります。届いたその日に寝るつもりなら、朝のうちに開けておくのが安全です。
ダブルを2人で使う場合はどうなりますか?
ダブルの幅は140cm前後です。2人で使うと、ひとりあたり70cm。シングル1枚が97cm前後ですので、かなり狭くなります。
厚みが増すと、隣が動いたときの揺れは伝わりにくくなります。この点では23cmの3Rに分があります。
ただし重さも増します。2人ぶんの汗を吸うので、手入れの回数も増やしたいところです。動かせる人が家にいるかどうかで決めてください。
2人で使う場合の考え方は夫婦でマットレスを選ぶ記事で整理しています。
小さなお子さんと寝る場合は
乳幼児がいるご家庭では、大人の好みより先に確認すべきことがあります。
赤ちゃんの敷き布団やマットレスは「固めのものを使用しましょう」。消費者庁はそう案内しています。柔らかい面はうつぶせになったときに顔が埋まるおそれがあるためです。
厚みが増すほど、ベッド全体の高さは上がります。転落の心配のほうが現実的な課題になりますので、柵の高さもあわせて確かめてください。
【分かれ目1】床に敷きますか、ベッドに乗せますか
床に敷くなら、マットレスIIが扱いやすいところです。厚みが控えめなぶん、立てかけるのも畳んで寄せるのも楽になります。
ベッドフレームに乗せて敷きっぱなしにするなら、3Rの厚みが活きます。動かす回数が減るので、重さの弱点が出にくくなります。
床に置く場合の注意点は極厚マットレスとベッドフレームの記事にまとめています。
【分かれ目2】体重はどれくらいですか
体重が重いほど深く沈み、底つき感が出やすくなります。
目安として、70kgを超えるあたりから厚みの差が体感に出ます。80kg以上なら、23cmの3Rを検討する価値があります。逆に50kg台なら、18cmでも底まで届きません。厚さを足しても、感じ方はほとんど変わらないところです。
2人で同じ1枚を使う場合は、重いほうに合わせて選んでください。軽いほうは厚みが増えても困りませんが、重いほうは足りないと毎晩それを感じます。体重は季節や年で変わります。
いまの数字ぎりぎりで選ばず、少し余裕を持たせるほうが長く使えます。体重別の考え方は体重が重い人のマットレス選びの記事で整理しています。
【分かれ目3】ひとりで動かせますか
手入れを自分でするかどうかです。
週末に立てかけて風を通す。この習慣を続けられるかどうかで、マットレスの寿命は変わります。重くて動かせないと、結局そのままになります。
手伝ってくれる人がいる、あるいはベッドの上で立てられる広さがある。そうであれば3Rでも続きます。
あなたの場合は、どうすればいいか

| こんな方 | おすすめ |
|---|---|
| 床に敷いて、たまに畳む | マットレスII |
| ひとり暮らしで自分で手入れ | マットレスII |
| 手持ちのシーツを使いたい | マットレスII |
| 体重80kg以上で沈みが気になる | モデル3R |
| ベッドに乗せて敷きっぱなし | モデル3R |
| クイーン・キングを使っている | どちらも合いません |
正直に言うと、3Rを選んだほうがいい人
このサイトはマットレスIIを軸に書いていますが、正直に線を引きます。
体重が80kgを超えていて、いままで使ったマットレスで底つき感を覚えたことがある。この方は3Rです。18cmでは、同じことが起きる可能性があります。
また、腰まわりだけが沈んでいた実感がある方も3Rです。場所ごとに硬さを変えた設計は、この点に効きます。
それ以外の方であれば、マットレスIIで足ります。厚みは選択肢を狭める側面もありますので、必要以上に厚いものを選ぶ理由はありません。
何年くらい使えますか?
ウレタンのマットレスは、へたりが出たときが替えどきです。
3Rについては、第三者機関の試験で8万回繰り返し圧縮しても厚みの約98%を保った結果が公開されています。試験を受けて公開している点は、判断材料になります。
ただし試験は理想的な条件です。湿気の多い部屋で敷きっぱなしにすれば、結果は変わります。
見分け方は簡単で、寝たときに底の硬さを感じ始めたら替えどきです。厚さを測り直すのも一つの方法になります。
買う前に測る3つ
ここまで読んで前に進む方は、注文の前にこの3つだけ測ってください。
1つ目はベッドの床板の高さです。ここに18cmか23cmを足した数字が、寝る高さになります。
2つ目は手持ちのボックスシーツのマチです。20cm台なら18cm向き、30cm以上なら23cmも入ります。
3つ目は立てかける場所の幅です。手入れを続けられるかどうかが、ここで決まります。
この3つが分かっていれば、届いてから迷うことはありません。いまの価格と在庫は、『雲のやすらぎプレミアム』の公式ページで確かめてきてください。答えはここまでで出しました。
よくある質問
雲のやすらぎプレミアムIIとは、どういう位置づけですか?
旧モデルの約17cmから厚みを増した中間の世代です。5層のウレタンで作られており、いま販売されているラインナップの中では標準的な厚みにあたります。
さらに厚いものを求める場合が、約23cmのモデル3Rになります。名前が似ているだけで、厚みと構造は別物です。
雲のやすらぎは何年くらい持ちますか?
使い方と部屋の環境で変わりますので、年数で言い切ることはできません。3Rは8万回の圧縮試験で厚みの約98%を保った結果が公開されています。
ただし湿気がこもる置き方をすれば、その通りにはなりません。判断は年数ではなく、底の硬さを感じ始めたかどうかで行ってください。
2つを重ねて使えますか?
おすすめしません。合計41cmになり、ベッドとしては使いにくい高さです。下の層が沈むと、上のマットレスも本来の形を保てません。重ねるのではなく、どちらか一枚で使ってください。
すのこは必要ですか?
ベッドフレームがすのこなら不要です。床に直接置く場合や、板張りで通気孔のない床板の場合は、除湿シートかすのこマットを挟んでください。ウレタンは水分を含むと乾きにくい素材です。
いま使っているベッドのまま買えますか?
フレームがすのこなら、そのままで大丈夫です。床板の高さと柵の高さだけ測ってください。板張りで通気孔がないタイプは、除湿シートを1枚挟めば使えます。買い替えが必要になるのは、床板が体重で反っている場合だけです。
どちらもリバーシブルですか?
上下を入れ替えて使う想定になっています。同じ面ばかり使うと、体重のかかる場所からへたります。月に1度、上下を入れ替えるだけで持ちが変わりますので、手入れの日を決めておくと続きます。
三つ折りにできますか?
どちらも三つ折りタイプではありません。押し入れにしまう使い方を想定しているなら、折りたためる別の製品を探したほうが日常が楽になります。
まとめ
マットレスIIは約18cm、モデル3Rは約23cm。分かれ目はこの5cmです。
床に敷く、自分で動かす、手持ちのシーツを使う。この3つに当てはまるならマットレスIIです。体重が80kgを超えている、ベッドに敷きっぱなしにする。この2つならモデル3Rです。
寝心地の好みで迷う前に、床板の高さとシーツのマチを測ってください。答えはそこで出ます。

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